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やっとmother3が終わりました。総プレイ時間、22時間、最後の方はちょっとさみしかったです。感想を一言で言うと最後まで『奇妙で、おもしろい。そして、せつない。』ですね。やっぱし『2』を超えるのは難しかったかなと思います。けど、これはこれでほんとに楽しんでできました。

MOTHER3

MOTHER3

以下、超ネタバレありの感想です。つーか、ストーリー最後まで書いちゃってます。

皆、仲良く、ちょっと悪いやつもいれば、ちょっと嫌なやつもいて、全てのバランスの取れている村ータツマイリ村、この村ではお金すら存在しません。この村で物語はスタートします。主人公の母親の死、兄弟の失踪、奇妙な生き物の出現、そして村に「しあわせのはこ」と呼ばれる怪しげな箱を配るブタの仮面をかぶったブタマスクと呼ばれる集団がやってきます。
タツマイリでは「しあわせのはこ」が次第に村人に広がっていきます。おもしろい映像が見られる「しあわせのはこ」、食べ物が冷やせる「しあわせのはこ」、村人の生活がどんどん便利になっていく一方で、「しあわせのはこ」を持つことを拒んでいる人たちの家には何度も何度も雷が落ちてきます。また、「しあわせのはこ」を受け入れた人達もお金という概念に目覚め始め、ブタマスクたちがつくった「コーバ」と呼ばれる場所で働くようになります。多少の疑問を感じつつも流されるように受け入れていく村人たち・・・。
って、ここまでは現代に対するメッセージ的なやつですかぁとか思ってたんですが、ここからファンタジーっぽくなっていきます。これぞRPGってかんじの。タツマイリのある島、ノーウェア島の下には大きな力を持つドラゴンが7本の針で封印されていて、それを抜く人間の心でそのドラゴンの力が良い方に使われるか、悪い方に使われるか決まってしまうと。と書くとべたな話だなあって感じですが、やっててもベタな感じで。けどこれはこれですごいおもしろかったです。それにこの針の周りにマジプシーって言う妖精(オカマ)が住んでて、いろいろ教えてくれるんですが、この人達が良かった。基本的にこのゲームでは敵も味方もそれ以外もちょっと抜けてて、実はちょっといい人だったり、ちょっとずるい人だったりします。このマジプシーは針が抜かれると死んでしまう設定で、基本的に皆それを受け入れていて、というかむしろ光栄なことって感じてるぐらいなんですが、最後の最後でちょっとだけ心残りを言ったりして、それが良かったです。あとマジプシーは『死』って言う表現を使わずに『そのとき』って表現するのも良かった。
ストーリーは針の抜き合戦をブタマスクたちとしてるうちにだんだん集約に向かっていきます。ブタマスクの頂点に主人公と同じ針を抜ける能力を持っている人物がいること*1、ブタマスクの黒幕はポーキー*2で世界をむちゃくちゃにしたがってること、そしてマザ−3に一番のどんでん返し(?)は、実はタツマイリ村の人達は過去に世界が滅びそうになった時の生き残りで、もう争いを起こさないために自分たちに村長役、お姫様役、パン屋役、泥棒役などの役割を演じるように暗示をかけていたということです。すなわちのどかな調和のとれたタツマイリも「しあわせのはこ」でつくられた幸せと同様、つくられたものだったと。
最終的にはポーキーを倒し、兄弟を正気に戻し*3、7本目の針を抜いてドラゴンが復活、エンディングなんですが、ドラゴンが復活した時にノーウェア島が崩壊したように見えて→画面黒くなって『END?』の文字が・・・・。えっ?これで終わり?って、まじで『END?』やん!
一応、この最後に出てくる『END?』の文字が十字キーでいろいろ動かせて主人公たちが無事だったというのが分かるんですが、最後はもうちょと普通に終わってほしかったです。

やっぱし、『2』と比べて敵(ポーキー)への入れ込みようがいまいちだったです。今作にもヨクバっていういいキャラがでてきて俺はかなりお気に入りです。じつは針を守るマジプシーなのにポーキー側に裏切っちゃうんですが*4、もっとその辺が見たかったなと。あと、どせいさんが影薄い。。

*1:はじめで失踪した兄弟

*2:『3』では異次元から来たことになってる

*3:結果的に死んでしまうんですが

*4:こいつが「しあわせのはこ」ばらまいてた